リコーITソリューションズ株式会社

INTERVIEW

人事部長インタビュー

最大の成長と成果を生み出す
働きやすさと働きがいの
両軸の実現へのこだわり

経営企画本部 人事部 部長

矢野 絵美

自分の専門性を常にアップデートし
成長し続けられる環境づくり

私たちの強いこだわりである「一人ひとりがイキイキと働き、個人およびチームとして最大のパフォーマンスを発揮し、新たな価値を生み出し続けることができる働き方」の実現。この目標の基盤となるのは社員一人ひとりがメリハリを持って働き、自分の専門性を常にアップデートし、成長し続けることです。この成長がお客様への価値提供を可能にしていきます。

当社にはリモートワークや、柔軟な勤務時間を可能にするエフェクティブ・ワーキングタイム制度(フレックスタイム制度)があります。これらの制度により、通勤の負荷を大幅に軽減できたり、通院や役所の手続き、子どもの学校行事や保護者会など、ちょっとした用事のために、有給休暇を使わずに中抜けなどで対応できるようになりました。これにより有給休暇を「何かやらなければならないこと」のために使うのではなく、旅行や余暇といった「自分や家族の楽しみ」や自己研鑽などポジティブな目的のために利用している社員が増えています。さらに、社員のみなさんにワークとライフのマネージメントを実現し、自己成長を継続してもらいたい、単に働きやすいだけでなく働きがいを持てることが大切だと私たちは考えています。その働きがいの軸となるのがキャリア開発の支援。社員のみなさんには目の前の目標達成だけでなく、中長期の視点でキャリアや専門性をどのように伸ばしていくかを自ら計画的に考え、進めてもらいたいと考えています。上司もその実現に向けてキャリア面談や1on1などで丁寧に話を聞き、社員が制度を能動的に活用して自身の成長を実感し、可能性を広げていける環境を整えています。

特に若手の成長を加速させる
ジョブ型人事と時代に沿った新たな教育制度

当社は今、大きな変化の時を迎えています。これまでのリコーグループを通じてのシステム開発やグループITを主軸としていた立ち位置から、今後は直接市場へ向けた対外的なビジネスへと拡大していくフェーズにあります。この変化に適応して新たな価値を生み出すためには、新たな価値観に合った人材の採用と技術を磨くためのサポートが不可欠です。その中心にあるのが2022年4月に導入されたジョブ型人事制度。この制度は、年齢や性別に関係なく、自らの専門性と実力を磨き続けている社員が活躍できる環境づくりを目的としています。このおかげで若手でも意欲と実力次第で30代から管理職や高度な専門職に就くことが可能になり、チャレンジする人が活躍できる機会が格段に増えました。私たちは今後、成果に応じてより報われる制度の整備も視野に入れながら、社員一人ひとりのキャリア開発を力強く支援したいと考えています。

また、新卒社員に向けた教育制度も市場の変化やAIの普及に対応するため大きく見直しました。受動的な講義スタイルだけではなく、自ら考えて必要な情報を取得し、チームで協力しながら問題解決にあたる、高い自律性が求められる研修へと移行しています。これは、まさに今後のIT業界で開発者として活躍するために必要な力を育むためのもの。IT業界で開発者として活躍したいという強い意志を持つ方を、経験の有無に関わらずしっかりとサポートし、成長できる環境を用意していますので、安心して飛び込んできてください。

社員のみなさんには様々な場で活躍してほしい
社外活動で得た経験には大きな価値がある

当社の実績に育児休業からの復帰率100%、平均残業時間の少なさ、有給休暇の消化率の高さなどがあります。これらの数字は制度があるということだけではなく、それを当たり前として捉える企業文化からくるものです。育児休業に関しては女性だけでなく男性も100%(2024年度実績)取得しており、育児休業は皆が普通に取得して戻ってくるのものが当たり前という状況が根づいています。休業者に対しては、先輩のお母さん・お父さん社員との交流機会を含む支援セミナーも実施。不安を解消し、スムーズな職場復帰をサポートしています。

また、私たちは社会貢献活動をはじめとした社外活動も積極的にサポートしています。社員の中には、週末に子供向けのプログラミング教室のボランティアを行ったり、エンジニアイベントの運営や学会活動に参加したりと、社外で得た経験を自己成長につなげているメンバーが多くいます。私たちは、社外活動で得た経験には日頃の業務の中だけでは得られない価値があるとして、副業も含めて本人の成長につながる社外活動を支援しています。

さらに、社員のライフイベントを支援する取り組みとして毎年ファミリーデーを開催。社員のお子さんを職場に招き、例えば、本社仲町台事業所では、大人と同じデザインの“子ども名刺”を作って名刺交換をする職業体験や、地域拠点では地元の祭りのタイミングに合わせて実施して社員と一緒にお祭りを見るなど、家族との絆を深める時間のひとつにしてもらっています。

パフォーマンスの土台を築く心身の健康
それを支えるためにできること

他にも当社では社員の健康を企業の持続的な成長を支える揺るぎない柱として位置づけた健康経営を謳っています。心身ともに健康でないと最高のパフォーマンスは発揮できません。心身の健康を保ち安心して業務に取り組めるよう、手厚いフォロー体制を整備しています。特に新卒社員は入社後、重点的なサポートが受けられます。研修担当者が様子を確認し、週末アンケート(気分や体調、業務の進捗など)や面談を通じて、困りごとがないかを細かく確認。メンタルヘルスに関しては、セルフケアの学習機会(eラーニング)を提供するとともに、育成担当や人事の健康経営担当者、産業医などによる面談を実施し、心理的な病の未然予防と早期対応を心がけています。

また、リモートワークが浸透したことで増加した運動不足に対しても、解消のための機会を積極的に創出。その象徴的な取り組みのひとつが、社長も参加するオリジナルエクササイズです。他にも屋外を歩き与えられたお題の写真を撮って投稿し競う事業所対抗のウォーキング大会などの全社イベントも定期的に開催しています。これは、社員同士が普段使っているコミュニケーションツール上で行われるので、社員同士の交流を深める役割も担っています。

よりよい働き方を追求するために
これからも制度の改善を進めていきます

当社はリコーグループのIT分野のプロフェッショナルとして世界をリードしてきました。そして今、デジタルサービス企業としての変革期を迎えています。一人ひとりが専門性をアップデートしながら、イキイキと最大のパフォーマンスを発揮できる組織を実現するため、柔軟な働き方制度やジョブ型人事制度を導入し、意欲ある人がキャリアを加速できる土壌を整備してきました。コロナ禍を経て積み上げてきたこれらの働き方制度は完成したと捉えているわけではありません。この5年間で定着したリモートワーク中心の働き方にはメリットが多い一方で、対面で得られる情報価値やコミュニケーションの質をどう高めていくかなど、まだ課題があることも認識しています。単に個人が働きやすければよいという考え方ではなく、チームや業務の状況をきちんと考慮しながら働き方もバージョンアップさせていく。私たちは、社員のみなさんの状況や世の中の変化を常に見ながら、よりよい働き方を追求するための議論を継続しており、今後も改善を進めていきます。

IT業界で開発者として活躍したいという強い意志を持つ方であれば、経験の有無に関わらず、自己成長を力強くサポートする環境がここにあります。無限の可能性が広がるこのフィールドで、自律的に挑戦をし、未来を共に創造していきましょう。

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